心を切る

Date
2009-04-30 (木)
Category
diary
Tags
,

原宿・青山界隈にある、とある美容室のオーナーをつとめる美容師さんの話です。
今でも忘れられないのが、彼がいった「心を切る」ということば。

美容師は髪の毛を切るのが仕事です。
もっと突き詰めていえば、「お客様をきれい」にすること。これ大前提。

ぜんぶが終わって、ぶわーっとドライヤーで乾かすでしょ。だんだんと本来のスタイルができてくる。お客様が思い描いていたスタイルが目の前でかたちになる。
すると、表情がぱーっと明るくなる。すごく感動してくれているのがわかる。
実際に髪の毛にさわってもらって、どうですか?ってきくと、すごい!私じゃないみたい!っていってくれる。スタイルだけでなくて、手触りや質感も変わってるから、びっくりしちゃうんですね。

これが「心を切る」ということだと、彼はいっていました。
私たちは髪の毛を切るのが仕事だけれど、ほんとうはお客様の心にふれているんだと。

仕上がりをみたお客様が感動してくれる。きれいになったり、かわいくなったり、こんなふうになれるんだなっておもう。お店にきたときより、ずっとすてきになったっておもう。

「心を切る」は、「心を動かす」こと。
そこには、自分がプロであるという自覚と自信、美容師としてのたしかなテクニック、お客様への心くばり、お客様とのコミュニケーション(オーダーと違うスタイルになっちゃったでは話にならない…)、なによりもお客様にきれいになってほしい、よろこんでほしいというきもちがないと、お客様の心は切れません。

これは、ほかの仕事にも同じことが言えます。
誰のために仕事をするのか?なにが目的なのか?
明確にそれがわからない限り、お客様は満足してくれないし、自分にとってもよい仕事ができるとはいえません。
さまざまなテクニック、手法がありますが、それは知ってて当然、できて当然のもので、まずその前にわかっておかなければいけないこと、やるべきことの方がずっと多いと私はおもいます。

てなことを最近はしみじみ考え、話してるんですけどねぇ…これがなかなか。自分も含め、そこをなんとかせねばなーとおもう今日このごろでした。

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