ディレクターという仕事を考えてみる

Date
2011-10-05 (水)
Category
Web
Tags
, ,

私は普段、「ディレクター」という役職とよばれる立場で働いていますが、ディレクターとはなんぞや?と日々考えています。
ウェブの仕事を始めた頃は、ディレクション、デザイン、マークアップ、ウェブサイト公開後の運用管理まで、すべてひとりでやってまいりました。(なんせ二人部署だったもので…笑)
そして東京に戻ってきてからは、ディレクターとして、いろんな職場を渡り歩いてきました。

でも、ディレクターの仕事をやればやるほど、その「立場」の「役割」にもやもやしたものがあり、そもそもディレクターってなに?という疑問を持ち続けています。

企業やユニットによってディレクターの立ち回りは異なりますが、いち企業のディレクターが考える「ディレクター像」を私なりに書いてみたいと思います。

ずばり、ディレクターとは

ディレクターとは、単なるプロジェクト進行管理者、クライアント窓口係ではありません。

ディレクターとは、「プロジェクトマネージメント」、「意思決定をする人」。

俗にいうプロジェクトマネージャーは、プロジェクトの全体管理者であり、最終責任者です。
意思決定は、最終的にはプロジェクトマネージャー判断になりますが、ディレクターは、その場その場の意思決定力が必要とされます。プロジェクトをスムースに運ぶために、意思決定をおこない、コントロールする人であるわけです。

また、ディレクターとは、結び目になる人でもあります。
クライアントとエンドユーザ、クライアントと制作者、制作者同士、さまざまな人たちを結びつける。その「さまざまな人たち」を結びつけるために、いわゆる「コミニュケーション能力」が必要とされます。

ここでいう「コミュニケーション能力」とは、聴くチカラ、理解するチカラ、咀嚼するチカラ、具体化するチカラ。
どれが欠けていても、ディレクターとしての職務は果たせないでしょう。

ディレクターの役割とは

ヒト、モノ、カネをバランスよくコントロールし、プロジェクトをゴールへと導きます。

さらにゴールは、果てしないものです。
制作したあとの運用、メンテナンス、やることは山積しています。納品したら終わり、というスタンスは、まずあり得ません。

制作したウェブサイトを公開して、クライアントの何らかの成功体験があってこそ、初めてのゴールのひとつとなります。
ゴールは複数あり、単にモノが売れた、認知度が高まった、受注が増えた、だけではありません。
「新しい価値」を生み出すことが重要です。
今までなかったこと、なし得なかったこと、わからなかったこと、困っていたことが解決される。
「問題解決能力」、そして「問題を見つける能力」も必要とされます。ここでも「コミニュケーション能力」が必須となります。
ディレクターの役割は、この三つに集約されているのかもしれません。

問題を見つけるチカラ、解決するチカラを身につけよう

クライアントとお話していて、なにを求めているのか、なにがしたいのか、なにを表現したいのかを聞き出し、問題を見つけ、解決することは決してむずかしいことではないと思っています。

その人の立場になって、ものごとを見ていますか?考えていますか?

むずかしい、と感じている方は、一度お客様の立場になってみるとよいかもしれません。
対受注者としてものごとを考えていると、一方的で押しつけの仕事になる確率が高くなりがちです。私だったら、僕だったら…?と考えてみましょう。

で、結局ディレクターって?

振り返ると、ウェブサイトを制作する際のディレクターの役割、必要とされる能力は、多岐に渡ります。もはやコンサルタント担当者といっても過言ではありません。

ウェブの世界は広くて、昨日まで良しとされていたものが、今日になったら「まだそんなの使ってるの?」ということが往々にしてあります。そんな中、ディレクターとして、これから求められるものがますます多くなってゆくだろうと考えています。

ディレクターとは、「プロジェクトマネージメント」、「意思決定をする人」と冒頭で書きましたが、問題を見つけるチカラ、問題解決するチカラが重要視されていくでしょう。その筋力を私も身につけなければなりません。
柔軟な思考、素早い意思決定力、問題解決能力。やること満載です。

本をたくさん読んだり、ブログなどでアウトプットをよくしているディレクターさん、プロデューサーさんは、いい仕事をなさいます。いろんなものを、いろんな角度から見る・考えるクセが身についており、それを自分の中にだけに留まらせることなく、自分のことばで何らかのカタチでアウトプットしています。そうすることで、ものごとを理解し、咀嚼し、具体化できるようになれる。ちょっとしたトレーニングになりますね。

こんな自分になりたいと思い描く

今回はディレクターに焦点をあてて書きましたが、いかがでしたでしょうか。みなさんにもいろんなお考えがあるかと思います。
私自身、これだ!と断言できているわけではなく、毎日が勉強であり、模索し続けています。
目標となる人がそばにいるのであれば、その人がなにに注力をしているか観察する。同じような機会があれば、マネをしてみる。これだけでかなり筋力がつくはずです。

あまりむずかしく考えすぎず、やわらかく、しなやかに成長していきたいものですね。

page top

Trackback URL:

No Reply

No comments yet.

Sorry, the comment form is closed at this time.

recent posts

comments

trackbacks

category

archives

tags